社名のロックドアにまつわる四方山話                      ■Sound Solution Company ROCKDOOR■
 

その2 2016年06月19日(日)

伊勢神宮あまてらすおおみかみ と 佐瑠女神社あめのうずめのみこと 斎藤 隆  
 
 

「日食で闇になったり」「冬至の頃の太陽の光が弱まったり」「阿蘇山の噴火によるもの」と、岩戸に引き籠った天照大神の神話の謎解きを考えて見た。ところが 今年の熊本阿蘇地域の大地震は、噴火説を説得する身近な材料となった。これまでに経験のなかった長期に渡る大地の震動、(現代の人間に経験がなかっただけの話だが)かの昔も、このように高千穂の大地をゆるがし、噴火が続き 稲作に大きな影響を及ぼしたのかも知れない。天岩戸などの神話が描かれた古事記や日本書紀は、西暦700年代前半 奈良時代の、時の支配政権による過去の記録である。さて、rockdoorの名称を会社名にしている者としては、岩戸に引き籠った天照大神にご挨拶をせねばと、この6月に伊勢神宮の内宮にうかがった。一説によると、伊勢辺りを巡察していた天皇が、余りにも美人な海女さんに出くわし、藤原不比等の養女にして天皇家に嫁に出したとした説を言われる方もいる。すると伊勢神宮が、この地にあるのが腑に落ちるのだが。
五十鈴川の駅から、歩いて20分程、ほとんど人は居ない。ところが、参道に入ると人々人々の波。駅から歩く「変わり者」は居ないようだ。日本人や外国人がごちゃまぜ状態。お腹でっぷりの父親と素敵な娘さんは多分西洋系の人。どこかで和服を着たようだけど、どた靴で闊歩。そのおかしいこと。異文化を少しでも吸収しようとしているらしい。だから、にやっと笑う程度。僕らも外国では同じことしているのに違いない。お家騒動で有名になった赤福の手前に「岩戸屋」あり、勝手な親近感だが、写真を一枚。伊勢神宮の森は、差し込む光が多い。余程、100年ほどの歴史の明治神宮の方が、うっそうとした森である。ここから撮影禁止の本殿階段を昇り、天照大神に心でご挨拶。「国体」と称する「大元」にもかかわらず、権威主義的でなく明るいのが気に入る。多神教の神様の一人である。
伊勢神宮を出ると、訪れる人も少ない「猿田彦神社」を発見。入って右側に佐瑠女神社(さるめじんじゃ)があり、祭神は、天宇受売命(あめのうずめのみこと)。何と、天岩戸の前で歌舞音曲を舞い踊った、その本人である。芸能の祖神とあり、音響屋としては、まあうまく偶然にもたどり着いたこと。天照大神と天宇受売命との間に天岩戸を発見できず。
岩戸屋があっただけ! 天岩戸は、高千穂の地である。

平成28年6月19日 斎藤 隆 記

 
     
         
     
         
     

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